30MMアーマードコア６シリーズに新たなAC、ライガーテイルがキット化されました。
価格は5,280円です。
付属品はガトリングガンの「DF-GA-08 HU-BEN」と背面ジョイントパーツのみです。
シール類は胸の後ろ側のグレーや上腕のダークブルーを補うホイルシールとミシガンのエンブレムのマーキングシールが付属します。
30MMアーマードコア６シリーズより新たにキット化されたライガーテイル。
こちらはレッドガンの総長で鬼軍曹風キャラの「G1ミシガン」のACとなります。
機体はベイラムの部隊という事で大部分はベイラム製のパーツでまとめられていて角張った無骨なデザインになっています。
また大きな特徴としてキットとしては初の４脚が採用されていてそのため30MMアーマードコアシリーズでは現状最大のボリュームとなっています。
キットの作りですがこれまでと変わらず関節は全てKPSの組み合わせ。
アセンに対応するため首や腰、肩関節などは共通規格で肩武装なども自由に入れ替えられる作り。
もちろんシリーズならではの細かいディテールは健在で通常の30MMよりかなりハイディテールな作りです。
また関節も通常の30MMから一新されているのは他のACと同じで大柄な機体でもしっかり支えてくれる作りです。
武装を取り外した姿。
カラーリングはグリーンとブルーの２色がメインのカラーリング。
一部シールを使うところはありますが大部分は成型色で色分けされていました。
脚パーツはホバーなどを可能にするため多数のバーニアパーツが取り付けられているのも特徴的です。
頭部アップ。「HD-033M VERRILL」
クモのような形状の頭部でベイラム製のパーツとなっています。
多数のセンサーアイなどはさすがに色分けされていないのでこちらは塗装が必要ですし
後頭部などに合わせ目も出ます。
胴体周りのアップ。
胸部のコアは「BD-011 MELANDER」でこちらもベイラム製です。
上面もかなり細かいディテールが入っていますが後ろ側の一部はシールでの再現。
ブースタは「BST-G2/P04」でファーロンダイナミクス製。
こちらも内部まで細かいディテールが入っていますしBJで可動します。
肩武器ですが右肩にはファーロンダイナミクス製の
「BML-G2/P17SPL-16」という２連８分裂ミサイルが装備されています。
こちらは他の武装同様アームが回転可能。ただ他と同じくスライドや展開ギミックのないシンプルな作り。
コンテナ部分はモナカ分割で一部合わせ目が出ます。
左肩はメリニット製の「SONGBIRDS」が取り付けられています。
ナイトフォールや武器セットにもある武器で今回で３キット目となります。
腕部はベイラム製の「AR-011 MELANDER」が取り付けられています。
コアなどと同じくベイラム製のためデザインなども統一感のある作り。
ただやはり前腕や肩などに合わせ目は出ます。
もちろん左腕には武装取り付け用の3mmジョイントがあります。
手首は変わらず１種類のみで右前腕にはジョイントがありません。
左腕の武器は大豊核心工業集団製の炸裂弾投射機、「EF-ET-09 TAI-YANG-SHOU」が装着されています。
こちらも裏面まできっちりディテールが入っていました。
脚部はベイラム製の「LG-033M VERRILL」となっていて
今回のキットの一番の特徴となっています。
腰部分は前後に長いデザインで裏面には多数のバーニアパーツが装着されています。
脚部は大部分が共通パーツですが装甲の一部が前と後ろで異なります。
ただどちらも脛部分などに合わせ目あり。
脚部自体は２脚タイプと似たような作りではありますが太腿と膝の間にもう１ブロック関節があり、より複雑な動きが出来るようになっています。
足首は前後共に共通です。
足裏は肉抜きがありません。
接続はBJ接続です。
可動範囲ですが頭部や腰、肩は共通規格のBJ接続で他のACと同程度です。
肘は軽く曲がった状態がデフォで曲げても90度ぐらいが限界なのであまり可動範囲は広くはありません。
肩はコンパクトなデザインのため干渉しにくく前後スイングも良好。
脚部ですが付け根部分が横にスイング可能。
膝なども十分曲がりますし
脚もかなり上げる事が出来ます。
接地はBJのため並ぐらいですが前後方向には可動軸がありそちらはかなりスイング可能です。
右手武器を装備させて。
今回は大型のガトリングガンが付属しているため武装面も威圧感があります。
スタンドは底面に3mm穴があり3mm軸のスタンドが使用可能です。
ただ結構自重があり細いスタンドだと心許ないので長時間飾る場合はしっかりした物を使うと良いかも。
もちろん脚を大きく開けるのでホバー状態も再現可能です。
底面のバーニアも大部分が別パーツ化されていて見応えのある作り。
ブーストキックっぽく。
保持力は今のところ十分で重さに脚関節が負けるような事は無かったです。
大豊核心工業集団製のガトリングガン「DA-GA-08 HU-BEN」
ガトリングの砲身は２本ずつ分かれていてしっかり間が開口されていて見栄えは良好。
もちろん銃口もシャープに再現されています。
弾倉ベルトは軟質パーツが使われていました。
手首は軸関節になっていてガトリングの重さで手首が垂れ下がるといった事はありません。
肩武器のソングバードは左肩仕様。
右肩仕様のパーツは無いので右肩に装備したい場合はナイトフォールやウェポンセット02などの物を使う必要があります。
右肩武器の2連8分裂ミサイルは他の肩武器と同じくやはりスライドや展開ギミックはなくスイングできるのみです。
ただディテールはかなり細かく立体的に再現されていました。
「DF-ET-09 TAI-YANG-SHOU」（太陽守）は蓋を一度取り外し角度を変える事で発射時の展開状態にする事ができます。
細かい炸裂弾がびっしり詰まっている部分も精密に再現されています。
こちらもガトリングも合わせ目はごく一部にありますがほとんど目立たない構造になっていました。
カバーの展開のみと地味なギミックではありますが展開状態を再現できるのはやはり良いです。
もちろん共通企画なのでアセンにも対応しています。
組み換えの幅も地味に広がってきました。
最後に30MMポルタノヴァや30MMAC ナイトフォールとサイズ比較。
全高はそこまでではないのですがやはり4脚という事もあり飾る場合は幅を取ります。
以上30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON BALAM INDUSTRIES BD-011 MELANDER ライガーテイル レビューでした。
やはり4脚のスタイルが目を引く機体でゴツゴツとしたデザインと相まって迫力ある機体に仕上がっています。
ガトリングなどもかなり細かい分割で精密に再現され各所のディテールも細かくシャープに造形されています。
保持力なども十分で4脚でも遊びやすいですし新機体が追加された事で組み換えの自由度もさらに上がりました。
相変わらず頭部を始め細かい部品も結構多いので組む時は気をつける必要がありますが、自在に動く4脚は動かしていて楽しいですし出来の良いキットとなっていました。
