waveのボトムズシリーズで新たにブルーティッシュドッグが登場。
価格は4,620円です。
付属品は左持ち手＆手首の角度を好みで変更するジョイントが３つのみとなります。
シール類はターレットレンズを補う物のみです。
余剰パーツですがベースとなっているスコープドッグのパーツが余ります。
waveがリリースしている1/35ボトムズシリーズにフィアナが乗り込むブルーティッシュドッグが登場。
今回もいつも通りST版からのリリースとなっています。
キットはスコープドッグをベースにしていますが、特徴的な右腕の7連装ガトリングガン＆アイアンクローユニットに置き換わり、
背面にはPRSPパックが装着され脚部には大型のグライディングホイールが追加されています。
キット自体は多数のバリエーションが発売されているドッグ系の流用となっていて大部分のパーツは流用。
関節はポリキャップメインで滑らかに動き、組み立てもスナップフィットが採用されているのも変わりません。
大部分が共通のためプロポーションバランスなども以前発売されたドッグ系ATと共通。
また1/35という事もあり集めやすいサイズです。
右腕のマガジンは着脱可能で装備していない姿にも出来ます。
キットの配色ですが成形色でほぼ再現され
足りない所はアンテナなどの一部や細かいモールド奥のグレーぐらいなのでほぼイメージ通りに仕上がります。
今回はST版なので降着ギミックなどはオミットされています。
頭部は流用でこれまでと特に大きな違いはありません。
このシリーズのドッグ系全てに言えますが、
ターレットレンズをスライドさせているとパーツを固定しているバイザー裏のジョイントパーツが外れやすいので問題なければ接着してしまった方が扱いやすいです。
ST版ということでレンズパーツは非クリアパーツ。
内部に細かいディテールは入っていますがパーツを取り付けるとモールドは見えなくなります。
これまで通りターレットレンズは左右にスイング可能。
バイザーも跳ね上げられます。
胴体ですがこれまでと基本的に共通です。
ですが背面には大型のPRSPパックが装着されています。
コクピットハッチは開きますがST版のため内部再現は完全ではありません。
パック下面に装着されているマガジンは着脱可能です。
腰部はヘヴィマシンガンが装備されていないためマガジンが変更されています。
左腕はこれまでのドッグ系ATと共通。
肩アーマーは前後分割で合わせ目が出ます。
手首は握り手と持ち手がありますが出来れば平手も欲しかったですね。
大きく形状が変わった特徴的な右腕。
こちらは新規パーツで7連装ガトリングとアイアンクローを再現しています。
前腕は左右分割で合わせ目あり。
ガトリングが回転可能で砲口も開いています。
アイアンクローも差し替えなしで展開可能でかなり鋭く仕上げられていました。
腰部もこれまでと変わりなくアーマー全てが可動。
裏面にもしっかりディテールが入っています。
股関節はこれまで通りスイング可能です。
脚部ですが基本的に共通な所が多いのですがカカト側にグライディングホイールが追加されています。
そのためアキレス腱カバーが小型化されています。
またこれまでと同じくターンピックのギミックはオミットされています。
カカトのグライディングホイールは別パーツで色分けされ回転も可能。
足裏は肉抜きがありません。
スコープドッグRSCと比較。
大部分は共通ですが目立つピンクのカラーや異形感のある右腕が特徴的です。
可動範囲については新造部分以外は変更がないのでこちらを参照してください。
変更があった右腕ですが肘は若干可動域が狭まっていました。
手持ち武器類は無いので内容的にはかなりシンプル。
左手は持ち手があるものの、銃持ち手はないので他から持ってきたマシンガンなどを持たせる事はできません。
7連装ガトリングガン。
肘の可動域は狭まっていますが前に構える分には特に問題ありません。
ST版なので部品数も少なくサクッと組み上がりますが、コクピット内部再現や降着ギミックが欲しい方はこれまで通りPS版を待った方が良いかも。
PS版ではクリアになると想いますが、
レンズは丸形なのもあり簡単にクリアパーツに置き換えられるので気になる場合はHアイズなどに交換すると良さそうです。
多少個体差もあると想いますが、膝のポリキャップがかなりはめ込み辛かったので組立時は気をつけたほうが良いかも。
アイアンクローもですがアンテナなどもシャープに仕上げられているのでこの辺はやや破損などに気を使う必要があります。
腰のマガジンは付属しませんが、一応余剰パーツを使えばノーマルのスコープドッグにする事もできます。
最後にHGUCガンダムとキットサイズの比較。
これまで通り小ぶりで場所を取りません。
以上wave 1/35 ブルーティッシュドッグ［ST版］ レビューでした。
今回はドッグ系ATのバリエーションキットとなり大部分のパーツは共通となります。
手持ち武装もなくギミック的にはシンプルですが目立つピンクのカラーリングや
凶悪さや異形さのある7連ガトリング＆アイアンクローに加え
PRSPパックやカカトのグライディングホイールなど通常のドッグ系ATとは違った印象のATに仕上がっていました。
手頃なサイズなのでコレクションもしやすいのですが、いつも通りおそらくPS版も出ると思うので
コクピット内部再現や降着ギミックが欲しい場合はそちらを待つのも良いと想います。
